The 地 酒
お客様に最良の状態で本物の酒をお飲みいただくために
一切の妥協を排し、旨い酒を求め・・・極めたし酒の道!
 
酒はあくまでも嗜好品であり、飲む人に夢やロマンを
与えてくれるものでなければならないでしょう。
全国には様々な地酒がありますが、その中でも心ある酒を厳選し、
日本が世界に誇れる本物の日本酒そして本格焼酎・泡盛の
旨さや蔵人達の魂をお伝えできればと感じております。

酒を飲み、酒を読み、酒を語り、人生を楽しむ。

そんな気持ちをこめて店主が酒好きに贈る独断と偏見、
笑いと挫折の酒雑記・・・
プロフィ−ル 酒 雑 学 酒屋の日誌 SAKE コラム
店主のプロフィ−ル・・・幼少時代 其の一 (魔法の液体)

代々商売家の家系に生まれ酒屋としては私で3代目となります。 
商売柄小さな頃(2〜3歳)より酒飲みの大人達を見て育ち・・・
昔は当店でも俗に言う「立ち飲みコーナー」なんぞがあり、
仕事帰りの酒飲みのお客様で賑わい、忙しくててんてこまいの
両親はある時名案?を思いつき、なんと!よちよち歩きで
やんちゃな私を夕方立ち飲み場所の柱に・・・

私の腰と柱を長さ約1.5mの紐でつないでくれたのでした。 
まるで猿廻しのお猿さんのように
なんにも判らない私は、次々に来店する酒飲みのおじさん達に
愛嬌をふりまき、可愛がられ、1.5mの 紐の許す範囲で
歌って踊る人気者?(人気猿?)だったようです。

そして子供ながらに思ったことは・・・
おじさん達が一気に飲み干すコップの中身。
あの酒というヤツはぜったい旨そうだ!!!
いつかタラフク飲んでやる!(注 お酒は二十歳になってから・・・)
ひそかに魔法の液体に魅了されてゆく私でした・・・                       
店主のプロフィール・・・幼少時代 其の一(○○の一気舐め?)

酒飲みの大人達のそばでいつもチョロチョロしている私は、
なにかと可愛がられ、「飴玉」をもらったりときには「おもちゃ」
なんぞを頂戴する事もあり、いつもご機嫌な毎日を送って
おりまして・・・
しだいに1.5mの紐無しでも大人達の中で遊ぶのが日課と
なっておりました。
そんなある日、いつも私に優しいおじさんが
「ボウズ!なんで毎日酒飲んでると思う?」
「美味しいからじゃない?」・・・「おまえ酒飲んだことあんのか?」
「ないけど皆んな、プファーうまい!てやるじゃん」・・・
「おーそうか、うまい事はうまいが・・・でもこれは薬だ!
身体に良いんだ!!」
「身体に良くてうまいなら・・・僕も飲みたい!!」
「だめだ・・子供には毒だ」「???」
「薬じゃないの?身体に良いんじゃないの?
なんで子供には毒なの???」

・・・沈黙・・・ず〜と沈黙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「まァ〜子供には解んね〜んだ。こーいう事は、
チョッと訳ありでな!」・・・完全に逃げ腰・・・意味不明
・・・・・・私からの疑惑のまなざしに困ったおじさんいわく・・・・
「ウーム・・・いいか〜子供が酒を飲んだら頭がパァーになる。
・・・
解読不能・・・解読不能・・・解読不能
何でかと言うと○×△□どうたらこうたら・・・だから酒を飲んじゃ
いかんが・・・なめる位なら・・・」
と言いながら「しょうがねーヤツだな〜!なめてみるか?」と
小声で囁かれる。
 天使or悪魔の囁き?
もちろん私の親には内緒の話・・・
酒を飲み終えたコップを差し出され、底の方にほんの一滴、二滴の
液体を一気にすすりなめる。
そして・・・大人達をまね
「プファ―ーうめ〜な〜!!」
「おい馬鹿、大きな声出すんじゃ無い!」

この日から私の日課に新たな1ページが・・・確か幼稚園入園の年・・・

                                                      
店主のプロフィール・・・月日は流れ (酒デビュー?)

学生時代の想いで・・・
幼い頃より酒と言えば日本酒しか頭に浮かんで来ない境遇の中、
ある日悪友達に誘われ友人宅での【飲み会】と称する酒宴に参加。
「親は留守だが酒はたんまりあるから・・・」の誘いで取合えず
泣け無しの小遣いを・・・叩かず
実家からこっそりツマミを持参。
柿ピー、ヨッちゃんの酢漬けイカ、etcと金線のカニ缶1ヶ。
(何故か酒飲みの心を擽るオヤジチックなツマミ・・・完璧です!)

仲間達が集まり、いよいよ酒宴開始! しか〜し肝心の酒が無い。
あるのは・・・舶来物のリキュール系ミニチュア瓶各種・コーラ・
缶ビールが2本位のみ。

「何じゃコリャー?ふざけんな○△野朗!」
とは思ったものの・・・成長とともに・・・
シャイ小心者になっていった私は・・・心の中で呟くのみ。
・・・何か違うんじゃないのか?・・・何か・・・エッ?・・・
【飲み会】はコークハイやらバイオレットフィズもどきをちびちびと・・・
そして、みんなそれなりに盛り上がって?いくのでした。・・・
・・・チョッと違うが・・・まァいいかァ〜・・・一応酒だし・・・

宴もたけなわとなった頃、誰かがカニ缶を開けようとした。
・・・「チョッと待ってくれ・・・それは・・・酒の・ツ・マ・ミ・に・・・
との私の言葉に、「酒のツマミ?」「酒って?」「何?」

日本酒に決まってんだろが〜!日・本・酒!!」

そして何処からか
日・本・酒・登場。

「酒はこうやってキューっと飲って・・・プファーー」

コップに波々注いだ酒を実演2回・・・違うのはオマエだ!

[男は黙ってスッと飲んで・・・・?」
「ちびちび・・・舐める・・・もんじゃァ・・・??」・・・・・・・・・・

・・・・・・
がから・・・・・・オマエが違うってば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・遠くで誰かがコイツ変?とか・・・馬鹿だ!とか・・・
言ってたような・・・○×△■・・・

・・・部屋の天井がグルグル回り、身体中に
寒気が・・・

・・・
金線の・・・カニ缶が・・・ウップ・・・食べた・・・かった・・・爆酔

アルコールにカラッキシ弱い体質だと悟ったあの日・・・

注)良い子は絶対真似しないで下さい。
  
お酒は適量をゆっくり味わってお飲み下さいませ。

店主のプロフィール・・・酒修行 Vo1

自分がアルコールに弱い・・・と解ったものの・・・
酒屋が酒飲めないのは・・・??どうしたものか?・・・トホホ。
「ヨッシャ--飲むぞ、酒修行だァ〜!!」

こうして独学酒修行の日々が始まり、いろんなアルコールを試し飲み。
ビール・ワイン・日本酒・紹興酒・シェリー・ウォッカ・ジン・etc
毎日懲りずに飲んでは・・・みるが・・・
寒い息苦しいウ〜ップ
ア〜気持ち悪〜!!(何を飲んでもグラス半分で撃沈)

こんな事を1年以上、繰り返してるうちに・・・
ある日1本のドイツワインに出合った・・・

店主のプロフィール・・・酒修行 Vo2

このワインは・・・美・味・し・い!!
アルコール度数10度未満、爽やかな甘さの上品な味わい、
ベルンカステラー ドクトールターニッシュ??
良く解らんが、でも・・・旨い!飲める!寒くない!>
発見したドー!
・・・後に解ったことですが、
ドイツでも屈指の銘醸ワインでした(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この日を境にドイツワインをカタッパシから飲んでみる。
どれも美味しく飲めて、嬉しい。(1杯が限界だけど)
葡萄そのものを想わせる、爽快な甘みと酸味が心地良い。
こうして完全に・・・ワインにハマル!・・・が、しかし・・・
1年間位、ドイツの甘口白ワインを飲んでみて・・・・
本格的な辛口白ワインも飲んでみたくなる。
百聞は一飲にしかず・・・?
ヨッシャー まずは飲んでみるべし!
辛口と言えば・・・
「シャブリ」
でしょう!絶対!!ということで
・・・まず一杯・・・
??まず・・・
店主のプロフィール・・・酒修行 Vo3

大振りのワイングラスに静かに注ぎ、グラスを回す・・・そして
色・香りを愛でる・・・
ワインは人を豊かな気分にさせてくれる・・・
・・・まず一杯・・・
??まず・・・ま・ま・マズイ・・・
ウォ〜
なんてこったァ〜。コ・コ・これがシャブリ?飲めない!
辛口フランスワイン恐るべし。目指す道は険しい・・・
何故?みんなこのワインが旨いというのだ??理解不能・・・
断念!!

そして再びドイツワインへと尻尾を巻いて?自主撤退の私。
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そしてまた1年半が経過する・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある大手酒類メーカーのワイン試飲会に初参加。
会場には所狭しとフランス・ドイツ・イタリア・etcなど
世界各国のワインがズラ〜リ。
他のワインには目もくれずドイツワインだけを次々と試飲&試飲。
その頃にはラベル表示でドイツワインはある程度味の予測がつくように
なっていた?・・・(笑)進歩遅すぎです。
モーゼル>ラインガウ>ラインヘッセン>ファルツ>と地方別
にワインの特徴を楽しんでいると・・・
近くの別コーナーで何やら興味を引かれるワインに遭遇。
モーゼルワインのようなグリーン系の瓶だが、ドイツワインとは
チョッと違うような雰囲気。何だろコレ?・・・

Chateau de ○■◎#
MUSCADET SEVRE & MAINE  SUR LIE

フランスワインという事は解るがラベル解読不能。
取合えず飲んでみる事に・・・
???コレは・・・#$%&初めて体験する味だが
ドイツワインとはまた別の・・・味。
辛口だがブドウの風味が生かされて軽やかでソフトに口中を
爽快な風味が走る・・・・・・・・・・・・
美味ご満悦・・・・
フフ・・・ ムフフ・・・ムハハ・・・ダハハァ〜 嬉しい♪
ボンジュ〜ル ムッシュ〜 トレビヤ〜ン(何のコッチャ?)
苦節3年半、フランス辛口ワインへやっと到達!!・・・大袈裟!
この記念すべきワインは心に残る・・・ドナシャン・バユオー社
ミュスカデ ドゥ セーヴル エ メーヌ シュール リー
マスター ドゥ ドナシャン
(国際的な審査員の厳密な審査で厳選された社を代表するワイン)

そして更に・・・

フランス 
店主のプロフィール・・・酒修行 Vo4

更にワインへと魅了されてゆくのでした。・・・そして・・・
この頃より辛口白ワイン、赤ワイン、シェリー酒、etc
いろいろなワインを美味しく飲めるようになり、
メーカー主催のワイン試飲会や個人で楽しむワインなど
年間300種類以上のワインを口にするようになりました。
ワイン専門書を買っては飲み、学んでは飲む・・・

そんな日々を過ごしていたある日・・・ 

醸造酒の本を見ていたら、発酵のメカニズムなどという
何やら難しそうで眠気を誘う項目を発見。
たしかワインや日本酒の発酵の事が記載されていたと思う。
そして日本酒(吟醸酒)等の醸造技術のレベルの高さや
今ではワインの様なフルーティな香りの日本酒云々・・・
が記されており、
ワイン党の私は何故か反発を感じた。
「ワインのようなフルーティな香りの日本酒?」
「だったら手軽にワイン飲めばいいジャン!」・・・


そんな折、お世話になった酒類関係の方から一冊の本を頂く。
【日本の名酒】 稲垣真美 著 新潮選書

名酒とは・・・きき酒してうまいとか、口当たりがいいとかいうもの
ではあるまい。
それは他の芸術でいう名品・名作と同じく、単に表面的な
美味を超えた一つの文化の所産でなくてはならない。・・・
(o・ω・o)? 何でだ?
そして日本酒を飲んでみる事に・・・。

店主のプロフィール・・・酒修行 Vo5
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