酒屋の日誌

純米大吟醸酒の酒搾りin新潟 平成15年3月5日深夜〜3月6日

あ〜疲れたなァ〜。昨夜の寝不足が効いてるなァ〜。やたら眠たい・・・
今日は早朝より香川県「凱陣」蔵元丸尾本店への日帰り見学を終え、
帰社はPM10:30過ぎ、蔵元で随分念入りに利き酒したせいかなァ・・・緊張してたし・・・
フワァ〜〜あ・く・び・が・・・止まらない。
しか〜し、渡る世間は鬼ばかり・・・(いえいえお客様は神様です!)
帰る間もなく当店に「酒屋仲間」が次々集合。本当に行くの新潟?ど〜しても?
そ〜なんです!今日は毎年恒例「純米大吟醸酒の酒搾りin新潟」
ガンバルゾー!
(カラ元気) 

取り合えず今年のメンバー5人(川崎U氏・横浜A氏・横浜M氏・相模原Y氏と
最年長オヤジの私)がAM12時過ぎに当店へ全員集合と相成りまして
車で出発・・・酒屋の鬼だ〜

私は暗黙の指定席(助手席)で人間ナビのお役目担当。・・・
ラッキー!
車の持ち主&運転のU氏・・・お疲れのところ申し訳ない!途中で交代するからネ・・・
でも正直、元レーサーのU氏の運転が一番安全で正確で、
は・は・早いんですよね!
ウ〜ん酒屋にしとくのが勿体無い(失礼!)・・・そして車は一路新潟へGO!GO!

U氏の愛車レジアス8人乗りが颯爽と真夜中の町並みを走り抜けて行く・・・
皆は・・・あの酒は○×△□・・・今年は!”#$%&’など酒談義に夢中・・・
対向車のライトがやけに眩しい・・・
トンネルを抜けると・・・そこは・・・
お〜い!・・・お〜い!
「お〜い岸田屋さ〜ん」・・・ギクッ・・・ しまった!完全に熟睡してしまった!
U氏御免!!こんなはずじゃ・・・ナビのお役目が・・・運転交代が・・・ごめんネ・・・

で・・・ここはどこ?諏訪サービスステーション?、こんなに早く、ウォ〜お疲れ様です〜。
時間調整と腹ごしらえのため暫し休憩・・・ここまで来ればね〜もう先が見えてきたよね〜。
なんて雑談しながらそばを食らう。そして「讃岐のうどん、旨かったなァ〜」と
呟く失礼な自分がいた。
「讃岐の凱陣、旨かった!」・・・だろ〜が普通・・・やっぱりバカだ・・・反省・・・

気を取り直して・・・
よ〜し出発!ファイト一発〜つ!後の運転はまかせて!・・・
しかし・・・どういう訳か最後部座席にちゃっかりおさっまている自分。恥ずかしい・・・
御免!
やっぱり皆んなの安全第一だからネ・・・運転手のとなりで寝ちゃうヤツは
・・・ネ・・・危ないから・・・
そして良いシートだなァ〜・・・初めてこの車の特等席に座ったヨ〜・・・と感激する自分。

そして・・・Zzzzzz・・・Zzzzzz・・・気が付くと・・・そこは・・・
ド〜ンと「妙高酒造株式会社」の看板が逆さに?・・・
真横んなって寝ちゃってた?気持ちよく?みなさんすいませんでした・・・ホントニ面目ない。
「寒いけど雪は無いね〜」・・・皆無言・・・ただ・・・風の音だけがピュ〜
・・・
「お疲れ様でした」・・・

しか〜し、ここでハプニング発生!
まだ暗い早朝の酒蔵、いつも休憩&仮眠させていただく「コタツ部屋」への扉が開かない!
当然誰〜れも居ない・・・〜どうしたんだろ・・・まさか・・・
カギ開けておくの忘れた?妙高酒造さん?  (`へ´)σ
イエローカード
お〜い!だ・だれか開けてくれ〜〜
寒空の下、酒蔵の前で
呆然と立ち尽くす寂しい人影・・・
仕方なく朝まで車の中で・・・仮眠・・・コタツ部屋で休みたかったなァ〜
(充分寝てただろお前は)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして朝・・・妙高酒造(株)の社員の皆さんや平田正行杜氏と
酒造りスッタフの方々に挨拶を済ませいよいよ酒搾りの袋吊り作業開始!!


ヨッシャ−頑張るぞ!
←これが斗瓶取りです。
とりあえず一連の作業画像をまとめてみました(なんでカメラ目線なんですかネ〜笑)
でもこの作業がほんとに大変なんですよ!!この写真じゃまったく伝わりませんけどネ・・・
作業開始から約6時間・・・やっと半分位搾れたかな?
後は辛抱強く待つ!・・・でも時間がもったいないので
←平田杜氏の熱い酒造り講義が始まる!
そして新酒約8種の試飲へと続く・・・皆真剣です
(眠いのは私だけ?)
今年の越乃雪月花は最高に美味しいです。
←今期は冷蔵瓶熟庫を新設
今年も厳寒の頃、新潟の妙高酒造(株)にて純米大吟醸の袋吊り搾り
(鑑評会出品酒同様)を行って参りました。

私達が行う袋吊り搾りは木綿の袋に酒のモロミを入れそれを吊るし
自然に滴り落ちる貴重な雫酒だけを集める、とっても贅沢で手間暇かかる搾り方です。
一般の搾り機で圧力をかけて酒を搾るより、まろやかで繊細、そして上品な味の
お酒が搾れますが全て手作業で、量産が出来ずコスト高になるため
全国でも極一部の蔵元さんが清酒の品評会などに出品するような
特別の酒だけに行われる搾り方です。

私達酒屋がお客様のために無償で一生懸命酒を搾って参りましたので、
とってもお買得なお酒です!
「お客様により美味しいお酒と出会って頂きたい!」・・・
そんな思いから毎年この蔵にお世話になり酒屋仲間達と通うようになりました。
美味しい酒との出会いも大切です・・・そして美味しい酒を造る人達の
情熱や努力を知る事も・・・
追伸・・・良い仲間(人)との出会いも大切です・・・
という事でお世話になりました妙高酒造(株)の皆様、蔵見学をさせていただきました
大信州酒造(株)の皆様、そして酒屋仲間の皆さん、お疲れ様でした!!
帰りの運転は・・・もちろん私の出番もありました事を報告しておきます。
念のために・・・
いつもながら前フリ長めで肝心の蔵元内容が非常に乏しい日記である事を
心からお詫び申し上げます。 店主

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